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給料から引く源泉所得税(4)

前回のコラム:給料から引く源泉所得税3
 

まだまだ続きますよ。「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」のお話です。

役員・従業員(家族含む)に給料やボーナスを支払う際には、
金額に応じて所得税をあらかじめ引いて支給しないといけないんですよ、
というお話でしたね。これを「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」といいます。
(その他、税理士、弁護士等に支払う報酬・料金からも源泉徴収をしなければなりません。)

金額に応じて、といいましたが、実際にはこの表にあてはめて算出します。
左側の縦軸が給料の金額・上側の横軸が扶養家族の人数でしたね。
扶養家族の人数の上を見ると、「甲」と書いてあります。
さらにこの表の一番右側を見てみると・・・「乙」という欄があって、
左側よりも金額が多くなっています。これは何でしょうか?

少し複雑になりますが、甲欄を使って税額を計算するためには
一定の条件があります。その条件とは・・・
①従業員がその会社・個人事業をメインの勤め先としている
「扶養控除等申告書」という書類を従業員に提出してもらう

わかりやすく言うと、「甲欄」という税額が少ない方を適用するためには
本人はもちろん、扶養している家族の人数・氏名・年齢等につき、税務署所定の用紙に書いて提出してもらわないとダメですよと。
提出してもらっていない場合には「乙欄」という高い方の金額を源泉徴収して税務署に納めなさいよ、ということです。
個人事業・小会社では、これをちゃんと書いてもらっていない
ところが非常に多い
んです。。。

提出してもらっていないのに「甲欄」を使って計算しているのが
わかると・・・「乙欄」との差額を、遡って納めなさい、ということになります

例えば・・・月給10万円・独身の人がいたとします。
甲欄は所得税が月720円。乙欄だと月3,600円。差額は月2,880円
これを1年分となると・・・34,560円の徴収もれということになりますよ
人数・月給が多ければ大変な金額です!

ずっと勤めてくれてれば「去年の分も今から書いて」と言えるかと思いますが
すでに辞めていたりすると・・・もう書いてもらえませんよね。
ですから、必ず毎年全員にきっちり書いて提出してもらいましょう!!

会社経営には、決算以外にも面倒な事務もあります。
わからなければ税理士までお気軽にお訪ねくださいね!!

関連記事:
給料から引く源泉所得税1
給料から引く源泉所得税2
給料から引く源泉所得税3
給料から引く源泉所得税4
給料から引く源泉所得税5
 

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