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決算と消費税(7)

前回のコラム:決算と消費税6
 

さて、今回が最後。消費税のお話です。
法人(会社)消費税の課税事業者(消費税を納めないといけないかどうか)の
考え方について補足です。個人事業の場合とは少し異なります。

基本的なところは以前にお伝えした通り。
・「2期前(2年前)の売上が1000万円を超えていたかどうか」
・「開業・設立して2期目までは免税(消費税を納めなくてよい)」

これが基本的な考え方ですが、細かい例外が2つあります。

1つ目は、
「資本金1000万円以上で設立した法人は1年目から課税事業者となる」
免税事業者という考え方は、「中小事業者の負担を軽減する」ために生まれたものですので、最初から1000万円も資金があるような会社は大丈夫でしょ、ということですかね。
なので、1000万円で設立するよりは999万円(細かい)で
設立した方がお得かと・・・

2つ目は、
「法人の事業年度が12ヶ月未満の場合は売上高を12ヶ月に換算する」
どういうことでしょうか?例を挙げた方がわかりやすいですね。

個人事業の場合、1年間は1月~12月と決まっています。
例えば平成27年7月に開業し、7~12月の売上が900万円
だったとします。この場合、平成27年の売上はあくまで900万円。
1000万円以下ですので、2年後の平成29年は免税事業者です。

ところが、法人は違います。
設立の時期により、最初の1期目だけ短い(12ヶ月でない)ことはよくあることなのですが・・・
例えば平成27年10月1日に設立し、
決算が3月31日の会社があるとします。
最初の1期目は6ヶ月、2期目以降は4月1日~3月31日の12ヶ月が
この会社の事業年度、ということになります。

この会社の1期目が6ヶ月で900万円の売上高だったとすると、
2年後、つまり3期目はどうなるのでしょうか
個人の場合とは違い、12ヶ月に換算されてしまいますので、1期目の売上が1800万円だと考えます。
そのため、この会社は3期目から消費税の課税事業者になってしまう、というわけですね

いかがですか?つまり、消費税だけのことを考えると、
設立日から12ヶ月後に決算日を設定する
(例えば12月に設立するんだったら決算を11月にする)
のがお得、というわけです。
もちろん、決算日にこだわりがある場合は別ですがね。

最近は安い料金で買える会計ソフトも多いですが、
消費税について、課税事業者かどうかや簡易課税を適用できるか
どうかなどの情報は最初に設定が必要になります。
詳細は税理士にお問い合わせください!!

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