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所得控除(7)

前回のコラム:所得控除6
 

前回の「医療費控除」の続きです。

「医療費控除」の控除額は、実際に支払った医療費の合計額から次の二つの金額を引いて計算することになっています。
 1)保険金などで補てんされる金額
 2)10万円 ※その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%

ということを前回ご紹介しました。

“この実際に支払った医療費の合計額”には、税金を納める人自身の分だけでなく、“生計を一にする”家族の分も含めることができます。

さて、”医療費”というと、どんなイメージでしょうか?
まず思い浮かぶのは、お医者さんに診てもらったときに支払った料金かな~というところでしょうか?処方箋をもらって薬局で買った薬代もありそうですね。
この「医療費控除」の対象になるのは、どのような”医療費”でしょうか?

・病院には行ってないんだけど、ドラッグストアで風邪薬を買ったよ。
・風邪の予防に、ドラッグストアで買ったビタミンCのサプリを飲んでるんだ。
・この間、人間ドックを受けてきたんだよ。
と、このようなケースは医療費に含まれるでしょうか?

実はこの”医療費”の範囲がとても分かりにくいんです。本屋さんに行くと医療費控除の分厚い本がたくさん売られているほどです。
ざっくりいうと、“治療や療養”に当たるものは含めることができますが、“病気の予防や健康増進”のためだと対象外となってしまいます。

この大まかな区分で考えると、先ほどの
・ドラックストアで買った風邪薬代 → ○ 対象
・風邪の予防のサプリメント代 → × 対象外
・人間ドックの料金 → ×対象外
ということになります。

人間ドックや健康診断の料金は医療費には含まれませんが、もしその結果病気が見つかって治療が必要になった場合には、人間ドックや健康診断の料金とその治療代が医療費に含まれることになります。
他に多いのは予防接種ですね。こちらも”予防”ということで、医療費には含まれません。

医療費の中でも最も複雑なのが、介護サービス関連のものです。
介護サービスの料金の一部は医療費控除の対象になるのですが、施設やサービスの内容によって対象になるのかどうかがとても細かく定められています。
内容のご紹介は省略しますが、実はほとんどの場合、領収証に「医療費控除対象金額」を記載する欄が設けられていますので、ぜひ参考にしてみてください!
詳細に知りたい場合は、一度税理士にお尋ねください!

いかがでしたか?
ドラッグストアで買った風邪薬が対象になるなんて知らなかった、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
この他にも、治療を受けるために病院へ通う際のバス代や電車代も対象になります!領収証がない場合は、病院の領収証などにメモしておいて、あとで集計しましょう。
ただし、車で病院へ通った場合の駐車料金やガソリン代は対象になりませんのでご注意ください。

実は新しく始まった医療費控除の特例は、この”ドラッグストアで買った薬”がメインのお話なのですが、それはまた次回です!

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