決算でお困りの方の駆け込み寺決算駆け込みWEB

決算駆け込みWEB > 所得税についての情報 > 所得控除(6)

所得控除(6)

前回のコラム:所得控除5
 

「所得控除」のうち、今回ご紹介するのは「医療費控除」です。
よく聞く言葉なので、よく知っているという方も、聞いたことはあるけどよく分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
実は最近、「医療費控除」の特例ということでセルフメディケーション税制という新しい制度が始まりました。こちらも併せてご紹介したいと思います。

まずは従来からの「医療費控除」です。
よくご存知の方は、”医療費が10万円以上ないと受けられないんでしょ~”とお思いかもしれません。
これは間違ってはいないのですが、一部当てはまらないケースがあります。

「医療費控除」の控除額は、実際に支払った医療費の合計額から次の二つの金額を引いて計算することになっています。
 1)保険金などで補てんされる金額
 2)10万円

ここで、2)10万円ですが、
 その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%
ということになっています。

もしも「総所得金額等」が100万円で、支払った医療費の合計が9万円だとすると、100万円の5%の5万円を差し引くことになります。
9万円-5万円=4万円
で、4万円が医療費控除の金額となります。
このように、医療費の合計金額が10万円より少なくても、医療費控除を受けられるケースもあります。

ここで気になるのが「総所得金額等」って何??ということですよね。
ただ「総所得金額等」という言葉を理解するためには、所得税のしくみをよく理解している必要があってとても難しいので、ここではとっても簡単にざっくりと説明してみます。

以前に「所得」は10種類も分類があることをご紹介しました。
この「所得」は、基本的には“収入”から”必要経費”を差し引いて計算しますが、所得の種類によって”必要経費”の計算が異なるんでしたね。
例えば個人で事業を営んでいる場合は、決算で売上から仕入や電気料金などの経費を差し引いて所得を計算することになります。
以前にご紹介した「給与所得」は、給与の合計額から必要経費のように”給与所得控除額”を差し引いて所得を計算しました。

そしてその後に「所得控除」が登場します。
社会保険料控除や扶養控除など一定の金額を差し引けるんでしたね。

「総所得金額等」は、とても簡単に言うと、「所得」の合計金額で、「所得控除」を差し引く前の金額のことを言います。

長くなりましたので、「医療費控除」の計算に含めることができる”医療費”については、次回!
所得税のお話は、たくさんの言葉が出てくる上、それぞれが絡み合っているのでなかなか理解しづらいかもしれません。
よく分からなくてお困りの方は、一度税理士に相談してみましょう!

関連記事:
所得控除1(社会保険料控除)
所得控除2(扶養控除1)
所得控除3(扶養控除2)
所得控除4(配偶者控除、配偶者特別控除)
所得控除5(障害者控除、基礎控除)
所得控除6(医療費控除1)
所得控除7(医療費控除2)

 

大阪の税理士 曽我部会計事務所

メールでのご相談24時間受付中
  • 元銀行員の税理士曽我部聡のブログ
  • お客様の声
  • よくあるご質問
  • 事務所概要

対応地域一覧

流れ

  • 決算についての情報

  • 法人税についての情報

  • その他の税金についての情報

  • 銀行融資についての情報

  • 消費税についての情報

  • 所得税についての情報

  • その他