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決算と減価償却(6)



前回の続きで、減価償却(げんかしょうきゃく)のお話です。

これまで「10万円未満」のものは購入して使用した時点で全額経費に、

「10万円以上20万円未満」のものは3年間で1/3ずつ経費にできる、

というところまでお話してきましたね。

 

また、「○○万円以上○○万円未満」に当てはまるかどうかの判断は、

会社が適用している消費税の経理処理方式によっても異なり、

税抜経理の場合は税抜価格で、

税込経理の場合は税込価格で判断します。

 
そして、前回の最後に「10万円以上30万円未満」のものも

購入時に全額経費にできる」という制度もある、という話でした。

金額がかぶっていてややこしいですね。

 

これは、「10万円以上30万円未満は全額経費」という制度が、

後から期限付きでできた制度だからです(税金関係ではよくあること)。

 

「10万円未満」と「10万円以上20万円未満」の制度は恒久的ですが

「10万円以上30万円未満」の制度は一応、平成30年3月31日までの

特例ですよ、と区切られています(延長される可能性が高いですが)

 

また、「10万円以上30万円未満」の制度を使えるのは、

1年間に300万円まで、とも決められています。

小規模な会社では300万円を超えることはほとんど無いと思いますが、

例えば20万円のパソコンを1年間に20台、400万円分購入したしますと、

15台分の300万円は全額経費となり、残り5台分の100万円は

4年間で通常の減価償却していくことになります。

 

だいぶ複雑になってきたので少しまとめますと、

 

 ☆10万円未満のものは、

  ①購入時に全額経費

  ②普通に減価償却

 以上から選べます。

 

 ☆10万円以上20万円未満のものは、

  ①3年間で1/3ずつ経費

  ②30万円未満なので購入時に全額経費

  ③普通に減価償却

 以上から選べます。

 

 ☆20万円以上30万円未満のものは、

  ①30万円未満なので全額経費

  ②普通に減価償却

 以上から選べます。

といった感じです。いかがでしょうか?参考になれば嬉しいです。

 

ただし、ここで注意点が。「10万円以上30万円未満のもの」を

全額経費にするには、「青色申告」をしていなければなりません。

「青色申告」って個人の確定申告では聞いたことはあるけど、

会社でも関係あるの?という方もいらっしゃると思いますので

次回以降、詳しく見ていきましょう。

 

毎月料金を支払っているリース契約でも決算で減価償却が必要な場合があるなど、

減価償却は慣れないと理解しづらい項目です。

詳細は税理士にお問い合わせください!!

 

 

大阪の税理士 曽我部会計事務所