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ATM手数料の秘密



さて、今回のテーマは「ATM手数料の秘密」です。

 

ここ数年、コンビニなどにどんどんATMが設置されて便利になりましたが

10数年前までは昼休みに銀行支店にあるATMまで行って長蛇の列に並んで、

というのが一般的でした。

 

当時は土日はもちろん、平日夕方でも引出手数料105円が必要

他行のATMを使えばさらに105円上乗せされました。

なんで自分のお金なのに?という苦情をたくさん聞きましたね。。。

 

最近は、一定の条件(預金残高や給与振込など)を満たせば

自行のATMは当然として、コンビニATMでも手数料無料というのが

増えてきましたが、私が使っている都市銀行では、最近になってから

コンビニATMの無料に月4回の回数制限が設けられました。

 

「残り無料回数〇回」と表示されるようにシステム変更してまでなんで

わざわざ?と疑問が湧いてきますが、ATM手数料の仕組みに答えがあります。

 

例えば、A銀行のATMで、B銀行のカードを使って現金を引き出したとします。

利用者は105円の手数料をA銀行に取られますが、実はこの際、

B銀行からA銀行へも手数料105円が支払われるのです。

A銀行は210円を手にするわけですね。

 

つまり、ATM手数料無料といっても利用者から取らない

だけであって、銀行間での手数料は発生しています。

みなさんがコンビニATMで無料で引き出せば、

その分銀行が手数料を負担しているのです。

 

無料だからといって、1万円預ける→9千円引き出す、という両替機的な

使い方をしている人もいたようですし(私も過去に数回・・・)、

大手行としては当初の予想よりコンビニ銀行側への支払が増えて

耐え切れなくなってしまったのでしょう。

 

この銀行間手数料が原因で銀行同士がケンカしたことがあります。

2006年頃、東京スター銀行が開始したATM無料サービスにより

大手行の負担が増大しました。

東京スターのカードを大手行ATMで使う人は皆無に等しいのに、

大手行カードを東京スターATMで使う人は増え続けたのです。

無料なので。

 

しかも東京スター側は「利用者の利便性の向上」を謳って無料を派手に宣伝し、

銀行間手数料はしっかりいただく、という姿勢にも腹が立ったのでしょう。

三菱東京UFJは東京スターとのATM連携を解除し、今もまだ復活していません。

 

大手のくせにそれぐらいのことで大人げないという意見と、

カード保有者が少ないのを逆手にとって自分だけ儲けるとはけしからんという

意見があると思いますが、みなさんはどう思われますか?

私は元・業界の人間だけに後者の意見ですかね・・・

 

 

大阪の税理士 曽我部会計事務所