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銀行員に「次回決算まで様子を見させてください」と言われたら?

さて、今回のテーマは
「銀行員に『次回決算まで様子を見させてください』と言われたら?」。

すでに融資取引がある銀行に追加融資を打診すると
このように言われたことがありませんか?
あるいは「今は融資枠が一杯なのでもう少し待ってください」とか。
これを鵜呑みにしてはいけませんよ。

このセリフを額面通り受け取ると
「来年ぐらいには貸してもらえそうだなあ」とか
思ってしまいがちですが、銀行員がその場を逃げるため、
一時しのぎに言っている可能性が高いセリフです(笑)

以前にもお伝えしましたが、今の銀行は
融資審査のほとんどを決算書による財務分析に頼っています。
昔に比べると「これまでのつきあい」とか「将来性」が
入る余地は少なくなっています。
決算が良ければ貸すし、悪ければ貸さないのが基本です。

「次の決算まで様子を見させてください」は、裏を返せば
「この決算では貸せません」です。
これは時期の問題ではなく、次回決算が「劇的に」
良くなっていなければ結論は同じです。

ただし、最終判断するのは人間なので、
銀行の支店長・次長などが交代した場合には
融資姿勢が変わることもありますので、
担当者から情報収集は怠らないようにしましょう。

「融資枠が一杯なので」というのも同様です。
公庫や保証協会などの公的融資ならいざしらず、
銀行の「融資枠」なんて銀行が勝手に決めているものなんですから
貸したければ稟議書(りんぎしょ)を書いて
広げればいいだけの話なんですね。
逆に言うと、「この決算では融資を増やす稟議書を
書いても通らない」ということです。 


で、借りられないのであればはっきりと「貸せません」と言ってくれれば
変な期待を持たずに善後策を考えられるのですが、
はっきりとは言いません。

融資申込を正式に断るとなるとやはり上司に
諮らなければいけませんし、「貸し渋りだ!!」と騒がれても困ります。
なので、あいまいな「今は無理ですが・・・」という表現になるわけですね。

一番怖いのは、これらのセリフを鵜呑みにしてしまい、
「しばらく我慢したら貸してもらえる」と思って改善策をとるのが
遅れてしまうことです。

追加融資が出ないのであれば今の返済を止めてもらう、というのも
一つの方法です。ギリギリまで頑張って手元資金が無くなってからでは
手遅れになるかもしれませんよ・・・?

 

大阪の税理士 曽我部会計事務所