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銀行員が最も恐れていることとは?





今回のテーマは「銀行員が最も恐れていることとは?」です。

 

みなさんは何だと思いますか?

取引先の倒産?融資ノルマを達成できないこと?いえいえ、違います。

 

それは、銀行内部の「検査」というものです。

銀行によっては「監査」と言う場合もあります。

 

前回のコラムで銀行は書類の保管や事務の手順に

うるさいところだ、とお伝えしました。

単に支店の上司にうるさく言われるだけではなく、

本店の「検査部」というところが支店を順番に回って

事務マニュアルが守られているかを調べに来るのです。

 

具体的には現金等の残高があっているか?から

全てのキャビネットにきちんと鍵をかけているか?とか

重要度に応じた保管場所(お客さん情報に関する書類は

個人机に入れてはいけない、など)を守っているか?

など実に多岐にわたって調べられます。

 

この検査結果が、収支や融資実績と並んで支店の評価に

ダイレクトに反映されます。問題が見つかればボーナスや

みんなの(特に管理職ですが)人事評価に響いてくるので、

皆戦々恐々です。

 

基本的には検査部の人が数名(そこそこいい年の偉いさん)、

年1回、朝から突然抜き打ちでやってきて数日間調べていく、

という流れですが、実際は「そろそろ来る」「今月来る」程度の

情報は支店長に入っているようでした。

 

検査が来る時には支店のカギを開ける前から検査官が来て待っています。

通用口を開け、中に通すと全部の金庫・キャビネットをガンガンやって

鍵のかけ忘れをチェックされます。その後は鍵を開けて中身の確認です。

個人机ももちろん対象になります。検査官立ち会いのもとで鍵をあけると

中にまずいもの(こういう言い方をします)が無いか調べられます。

正直いい気分はしませんでしたね~。。。

 

それが終わると後半は日常の仕事ぶりをチェックされます。

外出で通帳等を預かってきた際の事務方との受け渡し方法や

窓口での接客対応もマニュアルで決められていますが、

それを少し離れたところから検査官がじっと見ています。

お客さんからしても「なんだあの人は?」と思うでしょうね~。

 

検査官の方は不備を見つけるのが仕事ですから、何か見つけた時には

鬼の首を取ったような顔をします。新入行員を狙ったりして。

不正や事務ミスを防ぐために必要なこととはいえ、なんだかなあと。

 

こんな感じなので、検査が近づいてくると急に支店長がうるさくなってきます。

なかには予行演習をしろ!と言い出したりする支店長もいます。

朝来たら課長が机の中を調べてきたり。私がいた支店は70人ぐらいいる

大きなところだったので1人ぐらい鍵をかけ忘れていたもんです。

実は私も数回・・・。検査本番では大丈夫でしたけどね!!

 

銀行ではこの他にルール違反の貸出をしていないかの内部検査や

監督官庁である金融庁が行う金融庁検査というものもあります。

一部の支店にしか来ないのでヒラの行員にとっては

それほど怖いものではなかったですが。

そのことについてはまたの機会にお話しますね!

 

 

大阪の税理士 曽我部会計事務所