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銀行が行う「企業の格付け」とは?



さて、今回のテーマは「銀行が行う企業の格付けとは?」です。

 

格付けというと、アメリカのS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)や

 

ムーディーズが有名ですね。最近では東京電力が格下げ、とか

ヨーロッパの国の国債の格下げ、とかニュースになっています。

 

このような「格付け会社」は大企業や国などを対象にしているのですが、

銀行も融資先の中小企業を対象に「格付け」を行っています。

その格付けをもとに融資の可否を判断しています。

 

では、銀行が行う中小企業の格付けとはどのようなものでしょうか?

これは企業の決算書(貸借対照表・損益計算書etc)の数字を分析して

点数化・ランク付けするものです。「財務判定」ともいいます。

具体的な項目としては・・・

〇自己資本比率(貸借対照表の純資産/総資産)

〇流動比率(貸借対照表の流動資産/流動負債)

などの指標を出し、点数化します。

 

例えば、A社は自己資本比率が25%だから何点!

流動比率が150%だから何点!

その他もろもろ・・・何点!

合計何点だから・・・・格付けはC!

といった具合です。。。

 

指標の中には前年・前々年との比較で点数を出すものもあるので

決算書1年分だけでは格付けそのものができません。

なので「決算書3期分ください」と言ってくるわけですね。

 

この格付けをするにあたって使う指標や配点は銀行によって

多少異なりますが、基本的に横並び体質な業界なので

そんなに大きく変わることはありません。

 

使い方としては、格付けがCだから融資OK!とかEだから断れ!とか

そこまで単純なものでもありません。主に比率を使って採点していますので

すごく売上規模の小さい会社がめちゃくちゃ高得点を取ったりもします。

万能ではありませんのでね。。。

 

なので、優秀な担当者ほど

「格付けはEですがそれはこういう理由で・・・実際には大丈夫です」

などど上司に説明したり稟議書を書いたりして審査を通していきます。

できない人ほど「俺の担当は格付けいい会社が少なくて・・・」とグチります。

 

こういった格付け(財務判定)の作業ですが、担当者が手作業でやっている

わけではありません。企業からもらった決算書を事務方に渡して入力します。

最近は支店内ではなく、事務集中センターなどに依頼する形が多いようです。

数日すると結果が送られてくる、といった具合です。

 

格付けが全てではないですが、良いに越したことはありません。

銀行とうまく付き合っていくには、格付けを意識して決算書を

作っていくことが大切ですよ!詳しくは次回以降のコラムで

お話していきますね!!

 

 

大阪の税理士 曽我部会計事務所