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帳簿をつける(2)

 

前回のコラムでは、会社の経営状況をタイムリーに把握できるので、
自社で帳簿をつけるのがオススメですよ、というお話をしました。
また、利益を5段階に区切ってある”損益計算書”をみれば、
経営状況を分析することができるんでしたね。
今回は、費用についてもみていきたいと思います。

経営者の方にとって、事業で採算がとれるのかどうかは、
とても重要なポイントですよね。
採算がとれるかどうかを考えるときに必要になるのが、
費用を”固定費”と”変動費”とに分けて把握することなんです。

変動費”は、売上高の変動に比例して増減する費用で、
商品の仕入れや加工に必要な外注費などが該当します。
固定費“は、売上高に関係なく必要になる費用のことで、
人件費や事務所の家賃、電話料金などが該当します。

例えば、ある会社がカバンをひとつ3万円で販売するとしましょう。
ひとつ2万円で仕入れているとすると、利益は1万円/個ですね。
その他に会社を経営していくために40万円が必要だとします。
この会社が収支トントンで赤字にならないためには、
会社を経営するために必要な40万円分を稼がないといけません。
カバンひとつで1万円の利益があるので、
40個のカバンが売れれば、赤字にはならなくてすみますね。

この例では、仕入の2万円/個が変動費にあたります。
会社を経営するための40万円が固定費です。
実際には商品の種類がもっと多いでしょうし、
費用もたくさんあるのでもう少し複雑になりますが、
基本的な考え方は変わりません。

固定費と変動費をきちんと把握すれば、
採算が取れるためにはどれだけ商品を売る必要があるか、
目標とする利益にはどれだけ商品を売る必要があるか、
売値を変えると必要な販売個数はどう変わるか、
そういったことを割り出すことができます。

会計ソフトの使い方をちょっと工夫すると、
この固定費と変動費を把握しやすくなります。
長くなりましたので、次回のコラムで紹介します。

帳簿の作成も決算後の申告も、
すべてを税理士に任せるのもいいのですが、
自社で帳簿をつけることで、経営状況について
いろいろと分析できるというメリットがあるんですね。
開業1~2年だとなかなか難しいかもしれませんが、
少し余裕が出てきたら、税理士に相談しながら、
少しずつやってみるのがおススメです。

 

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